正室 |
斉藤氏・濃姫 |
実父:斉藤道三 |
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帰蝶 (『美濃国諸旧記』) 安土殿? (『織田信雄分限帳』) |
子 なし |
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養華院殿要津妙玄大姉? (『泰巌相公縁会名簿』) |
慶長十七年(1612)? (濃姫=養華院殿要津妙玄大姉として) |
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信長の正室ではあるが『信長公記』にその名は無く、後半生の逸話が極めて少ない為、早くから死別、或いは離縁されたとの説が立つ。
だが、当時の文書・軍記等で正室の動向が詳細に描かれているものは少なく、文献がないから亡くなったと判断するのは早計な気がする。
本能寺の変後、信長の次男信雄の所領配分を記した『織田信雄分限帳』に「あつち殿」の名が見える。
總見寺所蔵の『泰巌相公縁会名簿』に安土殿の戒名と思われる養華院殿要津妙玄大姉が記され「信長公御台」とある。
別の史料で養華院殿要津妙玄大姉を「信長公御寵妾也」とあるそうだが出典は不明。
個人的には信長が居城を安土に移した後、安土殿と呼ばれるようになったのでは…と考えている。
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